【トラベル三脚】持ち運びの長さ約30cm!コンパクトな三脚だけを比較してみた!

当ページのリンクには広告が含まれています。

風景写真などで三脚を使った写真を撮ってみたい!と思い、初めての三脚を購入することに。

三脚も選択肢がとっても多いので、カメラ本体を選ぶよりも悩んでしまいました。

私が三脚を買う時に重要視していたのは、

  • カメラとの相性(推奨積載質量・耐荷重)
  • 大きさ(長さ・重さ)
  • 使いやすさ(設置方法・操作の快適さ)

良いなと思っても長すぎたり、実際に持ってみたら重いと感じたり、良いなと思う三脚を見つけるのはなかなか難しかったです。

最終的な決定打は「三脚を使う」こと。初めてなので、使わなくなっては意味がないと思ったのです。

この記事では、三脚を購入するまでに調べたことや考えたことをシェアしていきます!

これから三脚を使ってみたいと思う人の参考になれば幸いです

目次

そもそも三脚はどんな時に使うの?

三脚を使う場面は様々ですが、主に2つの大きな役割があります。

  • 手ぶれを防ぐ
  • 撮影の幅を広げる

手ぶれを防ぐ

夜景や暗いところでの撮影でシャッター速度を遅くしたい時、そのまま撮影するとこんな風にブレてしまうことがあります。

それが三脚を使うと安定するため、ブレないで写真が撮れるようになります。

撮影の幅を広げる

シャッター速度を遅くすることができるため、あえて長時間にすることで、いつもの景色を見たことのない景色として写真におさめられます。

  1. 屋台船の光が光跡になります
  2. 水面が滑らかになります

写真をさらにワンランクアップさせるためにも、新しい撮影方法を試すためにも、三脚は持っておきたいですよね

カメラと三脚の相性(推奨積載質量・耐荷重)をチェック!

三脚には推奨積載質量・耐荷重というものが提示されています。つまり、カメラ+レンズの重さはどのくらい?ということ。

私のカメラ【Nikon Z7】は約675g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)、レンズは【NIKKOR Z 24-70mm f/4 S】は約500gです。

レンズを取り換えたりすると重さも変わるため、目安にはなりますが、全体で2kgくらいと想定しました。

三脚を探す前に、カメラとレンズの重さを確認しておきましょう!

三脚選びは3つの部位(三脚・雲台・クイックシュー)に注目!

一言で三脚と言っても、大きく3つの部位があると思っておくのが良いです。

三脚 メインの脚で土台となる部分
雲台部分
クイックシュー

【三脚】主な違い:長さ・段数・設置方法

三脚を持ち運ぶ時の長さや重さ、使う時の高さを確認していきます。

三脚を持ち運ぶ時の長さ「縮長」

出典:Velbon UT-43 出品ページ

持ち運ぶことを考えれば、短ければ短いほど助かります。

三脚を持ち運ぶ時の長さ=収納時の長さは「縮長」として記載されています。

トラベル三脚は、雲台部分を囲うように脚が反転して折りたたまれるので短くなります。

三脚を最大に伸ばして設置した時の高さ「全高」「全身高」

出典:Velbon UT-43 出品ページ

三脚を最大に伸ばして設置した状態での高さのことは「全高」や「全身高」と記載されます。

最大に伸ばすというのは、エレベーターやセンターポールが入っているか入っていないかによって、イメージする高さが変わります。

エレベーターやセンターポールというのは、三脚の脚を全て伸ばした後にもう少し高さを出したいときに使うもの。

出典:Velbon UT-43 出品ページ

「全高」はあくまでも三脚の高さなので、そこにカメラを設置した時に自分の身長に合っているかが大事。

三脚を伸ばす時の段数

出典:Sirui T-005SK+B-00K 商品ページ

トラベル三脚の「段数」は4段~6段のことが多いようです。

段数が多ければ多いほど、接地面に一番近い脚径が細くなるのでグラつきが気になります。

でも段数が多いことでコンパクトになるという利点も。

三脚の設置(ロック)方法

三脚の伸縮をさせる時に脚をロックする部分にも「ナットロック式」「ツイストロック式」「ウルトラロック式」「レバーロック式」と種類があります。

例えば、Velbonのトラベルカーボン三脚 カルマーニュ N453 TTはレバーロック式です。

出典:Velbon GUT-E443 商品ページ

三脚の設置は慣れもあるかと思いますが、使うことを考えたら設置しやすいと思うものが良さそう。

節目にあるナットを1つずつ緩めて伸ばしていき、伸ばした位置で1つずつ締めていけば設置完了

良いところ気になるところ
ウルトラロック一動作で一気に設置及び収納が可能
レバーに比べてスリム
しっかりロックされているか一目でわからない
脚の長さを微調整したい時にやりにくい
ナットロックレバーに比べてスリムしっかりロックされているか一目でわからない
1か所ずつナットをロックするのが面倒
脚の長さを微調整したい時にやりにくい
ツイストロック一動作で一気に設置及び収納が可能
レバーに比べてスリム
しっかりロックされているか一目でわからない
脚の長さを微調整したい時にやりにくい
レバーロックロックされているのが一目でわかる
手袋などをしていてもロックしやすい
1か所ずつレバーをロックするのが面倒
ロック部分がバッグから取り出す時に引っかかる

【雲台】主な違い:構図調整・操作性

三脚は三脚そのものだけでは使えません。付属として「雲台」が必要です。

現行で出回っている商品も「自由雲台」「2WAY雲台」「3WAY雲台」「ギア雲台」「ビデオ雲台」と種類があるんですよね……

縦・横・上下と全ての方位の調整を一度でできる

【クイックシュー】主な違い:構図調整・操作性

雲台のカメラをつなぐ部分にはネジがついていて、カメラの底にあるネジ穴にはめれば、カメラを設置することができます。

このネジは国際規格で統一されているため、メーカーに関わらず、同じネジ穴がついているのです。

一部のアクションカメラ(Go Proなど)にはネジ穴はないのですが、三脚を使うためのアダプターをつけることで使えます。

でも、毎回ネジネジしながらつけるのは面倒……そこで、クイックシューの出番です!

雲台についているクイックシューの一部と、カメラにつけるクイックシューの一部をカチッとつけることができます。

事前にカメラに部品をつけておけば、実際に使う時に楽ですよね!

そう!カメラが複数あれば、その分クイックシューを増やせば良いのだ

アルカスイス互換のクイックシューがオススメ!

出典:アルカスイスHP

「アルカスイス」ってそもそも何?って話ですが、スイスの業務用カメラメーカーの名前だそうです。

端折って言うと、いろいろなメーカーがクイックシューをアルカスイス互換と謳って販売しているから、ユーザー間にも広まっている感じ。

何が良いのかというと、メーカーが違えば自己責任で使うことになるものの、互換性があるというのは選択肢が広がって便利です。

例えば、iPhoneのケースをApple純正のものではなく、互換性のあるケースを使っている人も多いはず。

詳しくはこちらの記事が参考になりました。

アルカスイス互換の三脚なら、今後何かを追加で揃えたいという時にも選びやすいという利点がありますね!

実際、縦構図用にL字プレートも欲しくなってきました……

【比較】オススメのトラベル三脚(現行製品・旧製品含む)

三脚をどう使いたいか、目的によってオススメも変わるかと思います。

ここでは「買ったけど使わない」を防ぐため、実際に使えるかどうかを考えていきます。

つまり、条件は……

  • 初心者でも設置が簡単
  • 収納時30cm程度まで
  • 重量1kg程度まで
  • 積載質量2kg以上

個人的に三脚は「持って出かける」こと自体が億劫になってしまいそうなので、とにかく持ち運びやすいものを想定しています。

チェックしたブランド一覧(五十音順)
  • K&F Concept(ケーアンドエフコンセプト)
  • GITZO(ジッツォ)
  • SIRUI(シルイ)
  • SmallRig(スモールリグ)
  • SLIK(スリック)
  • Nikon(ニコン)
  • VANGUARD(バンガード)
  • Peak Design(ピークデザイン)
  • Velbon(ベルボン)
  • BENRO(ベンロ)
  • manfrotto(マンフロット)
  • Leofoto(レオフォト)

チェックしたブランド12個の中で、GITZO、SmallRig、SLIK、Peak Design、BENRO、Leofotoは、残念ながら希望の縮長のものがなかったり、重すぎたりしたために外れています。

販売終了品も含んでいますので、中古品で探す必要があるものも含んでいます。

スクロールできます
ブランド名
商品名
販売先URL全高※1
EV含む
全高※1
EV含まず
エレベーター縮長重量推奨積載質量段数脚径ロック雲台クイックシュー最低高材質その他
K&F
(現行品)

B210
楽天市場 14,697円~1,520mm1,195mm325mm350mm1,013g8kg5段10-22mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換460mmカーボン*分解して一脚としても使える
*中心軸反転でローアングルにも対応
Sirui
(現行品)

T-005SK+B-00K
楽天市場 12,086円~1,400mm1,265mm135mm330mm1,100g5kg5段10-22mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換170mmアルミ*色違いあり(ブラック・ブルー・レッド)
Sirui
(現行品)

T-025SK+B-00K
楽天市場 21,681円~1,400mm1,265mm135mm330mm1,000g6kg5段10-22mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換170mmカーボン
Sirui
(現行品)

TRAVELER 5A
楽天市場 11,880円~1,380mm1,235mm145mm330mm1,050g4kg5段10-22mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換160mmアルミ
Sirui
(現行品)

TRAVELER 5C
楽天市場 15,180円~1,380mm1,235mm145mm330mm850g4kg5段10-22mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換160mmカーボン
VANGUARD
(アウトレット品)

VESTA TB 204ABS
楽天市場 8,800円~1,010mm900mm110mm315mm800g3kg4段20-23mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換245mmアルミ*反転させてローアングル撮影が可能
*センターポールの下部に六角レンチが内蔵されていて脚の緩みに使える
×ケースなし
Velbon
(現行品)
カルマーニュ N453 TT
楽天市場 26,450円~1,440mm1,165mm127mm/148mm(2段式)340mm1,150g2.5kg5段11-23mmナットロック自由雲台アルカスイス互換330mmカーボン*エンドフックあり(最大荷重は10kg)
Velbon
(現行品)

UT-43II
楽天市場 31,636円~1,460mm1,335mm125mm275mm1,080g2kg6段最大24mmウルトラロック自由雲台ベルボン独自247mm軽量金属マグネシウム
Velbon
(中古品)

UT-43
カメラのキタムラ ネットショップ1,540mm1,378mm162mm268mm1,080g2kg6段最大24mmウルトラロック自由雲台ベルボン独自330mm軽量金属マグネシウム
Velbon
(中古品)

UT-43Q
楽天市場 23,600円~1,550mm1,388mm162mm272mm1,080g2kg6段最大24mmウルトラロック自由雲台ベルボン独自336mm軽量金属マグネシウム*色違いあり(ガンメタリック・ブラック・ブルー・レッド)
Manfrotto
(アウトレット品)

Element
楽天市場 19,800円~1,430mm1,280mm150mm320mm1,050g4kg5段10-22mmツイストロック自由雲台アルカスイス互換360mmカーボン*スプリング式フック付きで最大荷重は6kg
Nikon
(中古品)

NDTP1
楽天市場 16,800円~1,550mm1,402mm148mm286mm1,576g3kg6段15.4-30mmウルトラロック自由雲台なし
*シュープレートはアルカスイス互換
332mm不明*ニコンダイレクト限定品
※2023年9月1日現在の価格と販売先です

この比較表の中でも、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

Nikonは私の条件には外れているのですが(全高が少し高いし重い)三脚を販売しているイメージがなかったので珍しい限定感があって載せてます。

他にもGITZOとか名前だけでカッコイイですし、Leofotoも評判良いんですよね。いつか使ってみたい!

参考まで、現在販売中の三脚を他にも見てみたいという人は、下記のリンクから見てみてくださいね。

【購入】三脚使いへの第一歩は「Velbon(ベルボン)UT-43」に決定!

ボディよりも悩みましたが、重要なことは三脚を買う目的を考えること!

私の目的は「三脚を使う」ことでした。そのためには三脚を持ち運ぶ必要がある。

私にとって三脚を持ち運ぶには、

  • コンパクトであること
  • 自分のカメラに合っていること
  • 初心者でも設置しやすいこと
  • 身長に合った高さ

……と考えたら、VelbonのUT-43になりました

現行品ではないので、中古で探すしかありません。私が購入した時には3つくらい在庫がありましたが、現在在庫がないようです……

時々カメラのキタムラ ネットショップをチェックしてみると良いかも!
(※中古品なので価格は物によりますが、購入価格は13,800円でした)

三脚を使って撮れた写真は幻想的で、三脚買って良かったと心から思います

  • URLをコピーしました!

コメントはこちらから!

コメントする

CAPTCHA


目次